買い物袋を持ち上げると腰が痛い。
床に置いた段ボールを持とうとすると、腰にズキッと痛みが走る。
仕事で荷物を持つたびに、腰が重くなってくる。
このようなお悩みはありませんか?
荷物を持ち上げる動作は、日常生活や仕事の中で何度も行います。そのたびに腰が痛むと、買い物や家事、仕事にも不安を感じてしまいますよね。
荷物を持ち上げたときの腰痛は、腰だけの問題とは限らず、持ち上げ方や身体の動き、荷物の重さなど複数の要因が関係する場合があります。
この記事では、荷物を持つと腰が痛くなるときに考えられる要因、身体の使い方、日常生活で気をつけたいポイントを解説します。
荷物を持ち上げると腰に負担がかかるのはなぜ?
床にある荷物を持ち上げるとき、身体は前に傾き、荷物の重さを支えながら立ち上がります。
この動作では、腰まわりだけでなく、股関節、膝、太もも、腹部なども働きます。
荷物が身体から離れている場合や、腰を大きく曲げた姿勢で持ち上げる場合、身体の支え方によって腰部への負担が大きくなることがあります。
また、荷物を持ったまま身体をひねる動作も、腰に負担がかかりやすい動作のひとつです。
厚生労働省も、重量物を扱う際には荷物を身体に近づけ、腰をひねる動作を少なくするなどの対策を示しています。
荷物を持つと腰が痛いときに考えられる要因
1.腰まわりの筋肉や靱帯などへの負担
荷物を持ち上げるときには、腰まわりの筋肉や靱帯などが身体を支えます。
急に重い物を持ったり、普段行わない動作をしたりすると、腰の周辺組織に負担がかかる場合があります。
急な強い腰痛、いわゆる「ぎっくり腰」は、物を持ち上げる動作などをきっかけに起こることがあります。ただし、ぎっくり腰は特定の病名ではなく、さまざまな原因による急性の腰痛を指す通称です。
2.腰を大きく曲げた姿勢で持ち上げている
膝を伸ばしたまま上半身を大きく前に倒し、荷物を持ち上げる動作では、腰部に負担がかかりやすくなります。
床の荷物を扱うときは、荷物に近づき、膝や股関節を使って身体を低くするなど、姿勢を工夫することが重要です。
ただし、膝に痛みや障害がある方は、無理に膝を深く曲げる方法が適さない場合もあります。
3.荷物を身体から離して持っている
荷物を身体から離した位置で持つと、腕や腰で支える負担が増えやすくなります。
可能であれば、荷物を身体に近づけて持ち、運ぶ距離も短くするよう工夫しましょう。
4.荷物を持ったまま腰をひねっている
荷物を持ち上げながら横を向く、身体をひねって棚に置くなどの動作では、腰に負担がかかる場合があります。
荷物を持ったまま腰だけをひねるのではなく、足の位置も変えて身体全体の向きを調整しましょう。
5.荷物の重さや作業量が身体に合っていない
同じ荷物でも、体格や体力、腰の状態によって負担の感じ方は異なります。
重い物を一度に持つ、同じ作業を何度も繰り返す、休憩を取らずに続けるといった状況も、腰痛に関係する要因として考えられます。
無理をせず、小分けにする、台車を利用する、複数人で運ぶなどの方法を検討しましょう。

腰に負担をかけにくい荷物の持ち方
荷物にできるだけ近づく
荷物を持つ前に、身体を荷物に近づけましょう。
腕を伸ばして遠くから持ち上げるよりも、荷物を身体に近づけた状態で持つ方が、腰部への負担を減らしやすくなります。
膝や股関節を使って身体を低くする
床にある荷物を持つ場合、膝を軽く曲げ、腰を下ろして荷物を抱える方法が厚生労働省から紹介されています。
荷物を身体に近づけ、呼吸を整えながら立ち上がることを意識しましょう。
膝に痛みがある場合は、無理な姿勢を避け、台や補助具を活用することも考えられます。
持ったまま腰をひねらない
荷物を持って向きを変えるときは、腰だけをひねるのではなく、足を動かして身体全体の向きを変えるようにしましょう。
急な動作を避け、荷物を置く場所を事前に確認しておくことも役立ちます。
重い荷物は一度に運ばない
買い物袋や段ボールなど、重い荷物を扱うときは、可能な範囲で小分けにしましょう。
台車を利用したり、誰かに手伝ってもらったりすることも選択肢です。
腰痛があるときは、正しい持ち方を意識するだけで無理に作業を続けるのではなく、荷物の重さや作業量そのものを見直すことも大切です。
荷物を持つとき、こんな症状はありませんか?
- 荷物を持ち上げる瞬間に腰がズキッとする
- 持ち上げた後に腰が重くなる
- 荷物を持って歩くと腰が痛む
- 荷物を下ろすときに腰がつらい
- 片側の手で荷物を持つと腰が気になる
- 重い物を持った後、腰を伸ばしにくい
- 何度も荷物を持つ仕事で腰痛が繰り返される
痛みが出るタイミングや動作を整理することは、身体の状態を理解するための手がかりになります。
腰痛があるときに気をつけたいこと
腰が痛いときは、痛みを我慢して重い荷物を持ち続けないようにしましょう。
- 痛みが強くなる作業を一時的に控える
- 荷物の重さや運ぶ回数を減らす
- 台車や補助具を利用する
- 持ち上げる前に荷物の置き場所を確認する
- 急に持ち上げたり、ひねったりしない
- 必要に応じて作業を分担する
急に強い腰痛が出た場合、脚のしびれや力の入りにくさがある場合、排尿・排便の異常がある場合などは、医療機関での評価を優先してください。
また、発熱を伴う腰痛や、安静にしていても強い痛みが続く場合も、自己判断せず医療機関に相談しましょう。
大田区・久が原整体院で大切にしていること

久が原整体院では、腰痛について相談を受けた際、痛む腰だけで判断するのではなく、いつから痛いのか、どのような動作で痛みが出るのかを確認することを大切にしています。
身体の動きを確認する際には、腰だけでなく、骨盤、股関節、膝、足首、背骨など、身体全体の動きにも目を向けます。
- 荷物を持つときの痛みの出方
- 前かがみや立ち上がりの動作
- 身体全体の動きや姿勢
- 日常生活や仕事で困っていること
腰の痛みがある部分だけでなく、身体全体の動きや荷物を扱う動作も確認することを大切にしています。
整体で病気やけがを診断することはできません。症状に応じて医療機関での評価が必要になる場合があります。
荷物を持つと腰が痛い方へ
「買い物袋を持つと腰が痛い」「仕事で荷物を持つたびにつらい」「持ち上げる動作で腰に違和感がある」という方は、LINEからお問い合わせいただけます。
いつから痛いか、どの動作で痛むか、日常生活で困っていることを分かる範囲で添えてください。
まとめ|荷物を持つと腰が痛いときは、動作と負担を見直そう
荷物を持ち上げると腰が痛い場合、腰まわりの筋肉や靱帯などへの負担、持ち上げ方、荷物の重さや作業量など、複数の要因が考えられます。
- 荷物に身体を近づける
- 膝や股関節を使って身体を低くする
- 荷物を持ったまま腰をひねらない
- 重い荷物は小分けにする、台車を利用する
- 痛みを我慢して作業を続けない
- 強い痛みやしびれなどがある場合は医療機関で確認する
腰痛を考えるときは、腰だけでなく、荷物の扱い方や身体全体の動き、日常生活での負担にも目を向けましょう。
大田区・久が原で腰痛について相談したい方は、久が原整体院の公式LINEからお問い合わせください。
参考資料
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。個々の症状の診断を行うものではありません。症状に応じて医療機関にご相談ください。






