しゃがもうとすると、膝がズキッと痛む。床にある物を拾うのがつらい。正座ができない。膝を深く曲げると違和感がある。このようなお悩みはありませんか?膝が痛いと、年齢のせいなのか、軟骨がすり減っているのか、何か別の原因があるのか気になる方もいると思います。
しかし、しゃがむと膝が痛いという症状だけで、原因をひとつに決めることはできません。
膝の関節や周囲の組織、これまでのけが、身体の動き方など、さまざまな要因が関係する可能性があります。
この記事では、しゃがむと膝が痛いときに考えられる要因、確認しておきたいポイント、日常生活で気をつけたいことを分かりやすく解説します。
しゃがむ動作では膝にどのような負担がかかる?
しゃがむ動作では、膝を深く曲げながら身体を支えます。
その際、膝関節だけでなく、太ももの筋肉、股関節、足首なども動作に関係します。
膝を深く曲げると、膝関節の内部や周囲の組織にかかる負荷の状態も変わります。そのため、普段の歩行では気にならない方でも、しゃがむ動作で痛みを感じる場合があります。
例えば、次のような場面で膝の痛みが気になることがあります。
- 床に落ちた物を拾う
- 低い椅子や床に座る
- 正座をする
- トイレで膝を深く曲げる
- 庭仕事や掃除をする
- 子どもと床で遊ぶ
- しゃがんだ姿勢から立ち上がる
痛みが出る動作を整理することで、現在の状態を把握する手がかりになります。
しゃがむと膝が痛いときに考えられる要因
1.変形性膝関節症
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨や周囲の組織に変化が起こり、痛みや動かしにくさが生じる疾患です。
立ち上がるとき、歩き始め、階段の上り下りなどで痛みが出ることがあります。進行すると、正座や膝を深く曲げる動作が難しくなる場合もあります。
ただし、膝の痛みがあるからといって、必ず変形性膝関節症というわけではありません。
2.半月板の損傷や変化
半月板は、膝関節の中にある軟骨様の組織で、関節の荷重を分散させる役割を担っています。
スポーツや膝をひねる動作などで損傷することがあります。また、年齢に伴う変化が関係する場合もあります。
膝を深く曲げたときの痛み、引っ掛かり感、膝が伸ばしにくいなどの症状がみられることがあります。
こうした症状がある場合でも、症状だけで半月板損傷と断定することはできません。
3.膝のお皿周辺の痛み
膝のお皿(膝蓋骨)周辺に痛みが出る場合もあります。
膝を曲げる動作では、膝蓋骨とその周囲の組織にも負荷がかかります。しゃがむ、階段を下りる、椅子から立ち上がるなどの動作で痛みが出ることがあります。
痛む場所が膝の前側なのか、内側なのか、外側なのかを整理しておきましょう。
4.膝周辺の筋肉や腱などの負担
膝の周囲には、関節を支えたり、曲げ伸ばしをしたりする筋肉や腱があります。
仕事や家事、運動などで膝を繰り返し使うことにより、周囲の組織に負担がかかる場合があります。
ただし、筋肉の硬さや姿勢だけで痛みの原因を決めつけることはできません。

痛みの出方で確認したいポイント
膝を曲げ始めると痛い
膝を曲げ始めたときに痛むのか、ある程度曲げたところで痛むのかを確認しましょう。
痛みが出る角度や動作の違いは、状態を把握するための手がかりになります。
深くしゃがむと痛い
深くしゃがんだときだけ痛む場合は、膝関節の曲げる範囲や周辺組織の状態などを確認する必要があります。
痛みを我慢して、何度も深くしゃがむことは避けましょう。
しゃがんだ姿勢から立ち上がると痛い
しゃがむときだけでなく、立ち上がる瞬間にも痛みが出る場合があります。そのため
立ち上がりでは、膝や股関節、太ももの筋肉などが身体を支えるために働きます。
膝の痛みが気になる場合は、立ち上がるときの症状も確認しておきましょう。
膝に引っ掛かりや腫れがある
膝に引っ掛かりを感じる、腫れている、熱っぽいなどの症状がある場合は、単なる動作の負担と決めつけないことが大切です。
特に、急な腫れや強い痛みがある場合は、医療機関での確認を優先してください。
しゃがむと膝が痛いときの日常生活の工夫
痛みを我慢して深く曲げない
膝が痛むときは、痛みを我慢して深くしゃがみ込むことを避けましょう。
床の物を拾う場合は、台や手すりなどを利用して身体を支える方法もあります。
床に座る時間や姿勢を見直す
床に座ることが多い方は、椅子を利用するなど、膝を深く曲げ続けない工夫を検討してみましょう。
ただし、生活上の工夫は負担を減らすためのもので、原因そのものを治すものではありません。
症状の変化を記録する
- いつから膝が痛いか
- 膝のどの部分が痛むか
- どの程度曲げると痛いか
- 歩くときにも痛みがあるか
- 腫れや熱感があるか
- 膝に引っ掛かりや不安定感があるか
- 転倒やスポーツなどのきっかけがあったか
こうした情報を整理しておくと、身体の状態を伝える際に役立ちます。

注意したい症状
次のような症状がある場合は、自己判断でストレッチや施術を続けず、医療機関での確認を優先してください。
- 転倒や膝をひねったあとに強い痛みが出た
- 膝が急に大きく腫れた
- 膝に赤みや熱感がある
- 発熱を伴う
- 体重をかけられないほど痛い
- 膝が引っ掛かって動かせない
- 急に膝が伸びなくなった
急な強い痛みや腫れ、膝が動かせない症状がある場合は、整体よりも先に医療機関での評価を優先しましょう。
大田区・久が原整体院で大切にしていること
久が原整体院では、膝の痛みについて相談を受けた際、痛む場所だけで判断するのではなく、症状の経過や困っている動作を確認することを大切にしています。
身体の動きを確認する際には、膝だけでなく、股関節、足首、骨盤、背骨など、身体全体の動きにも目を向けます。
- いつから症状が出ているかを伺う
- しゃがむ、立ち上がる、歩くなどの動作を確認する
- 身体全体の動きや姿勢を確認する
- 確認した内容や施術方針を分かりやすく説明する
膝の痛みを考えるときは、痛む場所だけでなく、身体全体の動きや日常生活での困りごとも確認することを大切にしています。
なお、整体で病気やけがを診断したり、医療機関で必要な検査を代わりに行ったりすることはできません。症状に応じて医療機関での評価が必要になる場合があります。
膝の痛みや動きにくさについて相談したい方へ
「しゃがむと膝が痛い」「正座がつらい」「膝を曲げると違和感がある」という方は、久が原整体院の公式LINEからお問い合わせいただけます。
いつから痛いか、どの動作で痛むか、日常生活で何に困っているかを分かる範囲で添えてください。
まとめ|しゃがむと膝が痛いときは、原因を決めつけない
しゃがむと膝が痛い場合、変形性膝関節症、半月板の損傷や変化、膝のお皿周辺の痛み、筋肉や腱などの負担といった、さまざまな要因が考えられます。
症状だけで原因を決めつけず、痛みの出方や膝の動き、腫れの有無などを確認することが大切です。
- いつから痛みがあるかを整理する
- どの角度で膝が痛むかを確認する
- しゃがむときと立ち上がるときの違いを把握する
- 痛みを我慢して深く曲げない
- 急な強い痛みや腫れがある場合は医療機関で確認する
膝の痛みを考えるときは、痛む場所だけでなく、身体全体の動きや日常生活での困りごとにも目を向けましょう。
大田区・久が原で膝の痛みについて相談したい方は、久が原整体院の公式LINEからお問い合わせください。
参考資料
※この記事は一般的な情報提供を目的としています。個々の症状の診断を行うものではありません。症状に応じて医療機関にご相談ください。





