床掃除をしていると、膝をついた瞬間にズキッと痛む。お風呂掃除や雑巾がけで膝をつくのがつらい。膝立ちをすると、膝のお皿のあたりが気になる。このようなお悩みはありませんか?膝をつく動作は、床掃除や家事、仕事、趣味など、日常生活のさまざまな場面で行います。
普段は歩けていても、膝を床につけたときだけ痛みが出ると、何気ない動作が負担に感じられることがあります。
膝をつくと痛い場合、膝のお皿の周辺や前側にある組織への圧迫などが関係している可能性があります。ただし、痛む場所や動作だけで原因を特定することはできません。
この記事では、膝をつくと痛いときに考えられる要因、日常生活での工夫、身体全体の動きとの関係について解説します。
膝をつくと痛いのはなぜ?
膝を床につけると、膝の前側にある皮膚や軟部組織、膝のお皿の周辺などに直接圧力がかかります。
立っているときや歩いているときには気にならなくても、床に膝をつくことで痛みが出る場合があります。
特に、膝のお皿の周囲には、骨や腱、滑液包などの組織があります。
これらの組織の状態によっては、床からの圧迫や膝を曲げた姿勢が痛みにつながることがあります。
また、膝をつく動作では、膝を深く曲げたり、身体の重さを膝にかけたりすることもあります。
「膝をつくと痛い」という症状は、歩くときの膝痛とは異なる視点で確認することが大切です。
膝をつくと痛いときに考えられる主な要因
1.膝のお皿の周辺に圧力がかかっている
膝を床につくと、膝のお皿である膝蓋骨の周囲に圧力がかかります。
膝の前側にある組織が敏感になっていたり、刺激を受けていたりすると、床に触れたときに痛みを感じる場合があります。
床が硬い場所では、圧迫による刺激が強く感じられることもあります。
痛みが出る場合は、無理に膝を床につけ続けないようにしましょう。
2.膝の前側にある滑液包が関係している
膝のお皿の前側には、皮膚と骨の間などに滑液包と呼ばれる組織があります。
滑液包は、周囲の組織との摩擦や圧力を和らげる役割を持っています。
膝をつく動作を繰り返したり、強い圧迫が加わったりすると、滑液包に炎症が生じることがあります。
膝のお皿の前側が腫れている、膝をつくと強く痛むといった場合には、膝前面の滑液包炎なども考えられます。
膝のお皿の前側が明らかに腫れている場合は、単なる圧迫による痛みと決めつけないことが大切です。
3.膝を深く曲げる動作が負担になっている
膝立ちやしゃがみ込みでは、膝を大きく曲げることになります。
膝関節は、曲げる角度によって周囲の組織にかかる負担が変化します。
膝の前側や関節周辺に痛みがある場合、深く曲げる姿勢がつらく感じられることがあります。
膝をつく動作だけでなく、しゃがむときや立ち上がるときにも痛みがあるか確認してみましょう。
関連する症状については、こちらの記事も参考になります。
4.膝をつく動作を繰り返している
床掃除やお風呂掃除、仕事などで、膝をつく動作を繰り返している方もいるでしょう。
繰り返し膝に圧力がかかると、膝の前側に刺激が加わり続けることがあります。
特に、硬い床の上で長時間膝をつく作業を続ける場合は、身体への負担を見直してみましょう。
痛みが出ているときは、同じ動作を無理に繰り返す必要はありません。
5.膝だけでなく股関節や足首の動きも関係している
床に膝をつくとき、身体は膝だけで動いているわけではありません。
股関節を曲げたり、足首の位置を調整したり、身体の重心を移動させたりする動作も関係しています。
身体全体の動きが制限されている場合、膝にかかる負担の分布が変わることがあります。
ただし、股関節や足首の動きが膝の痛みの原因であると、動作だけから断定することはできません。
膝の痛みを考えるときは、膝の状態とともに、立つ・しゃがむ・身体を支えるといった全身の動きにも目を向けることが大切です。
床掃除や膝立ちで痛みを感じるときの工夫
1.硬い床に直接膝をつけない
床掃除などで膝をつく必要がある場合は、膝用のクッションや厚みのあるパッドを利用する方法があります。
直接床に膝をつくよりも、圧迫を和らげられる場合があります。
ただし、クッションを使用しても痛みが出る場合は、膝をつく作業を控えましょう。
2.膝をつく作業の時間を短くする
床掃除やお風呂掃除など、膝をつく作業が続く場合は、作業を分けて行うことも一つの方法です。
一度にすべてを終わらせようとせず、途中で姿勢を変えるようにしましょう。
痛みが強くなる場合は、作業を中断することも大切です。
3.膝をつかずに作業できる方法を考える
床掃除では、長い柄のついた掃除道具を使うなど、膝をつかずに作業できる方法を検討してみましょう。
お風呂掃除でも、立ったまま使える道具を利用できる場合があります。
膝に痛みがあるときは、痛みを我慢して動作を続けるよりも、膝への圧迫を減らせる作業方法に切り替えることが大切です。
4.膝を深く曲げすぎない
膝を深く曲げる姿勢がつらい場合は、無理に深いしゃがみ込みを行わないようにしましょう。
身体を支えるために椅子などを使う方法もあります。
痛みが出る角度まで無理に曲げる必要はありません。
膝をつくと痛いときに確認したいポイント
膝の痛みについて考えるときは、どのような状況で痛みが出るのかを整理してみましょう。
- 膝のお皿の前側が痛いのか
- 膝の内側や外側が痛いのか
- 床に触れた瞬間に痛いのか
- 膝を深く曲げると痛いのか
- 膝をついたあとも痛みが残るのか
- 膝に腫れや熱感があるのか
- 歩くときや階段でも痛みがあるのか
- 片膝だけ痛いのか、両膝とも痛いのか
痛みが出る場所・動作・タイミングを整理することで、膝の状態を把握する手掛かりになります。
膝の裏側に痛みがある場合は、こちらの記事もご覧ください。
階段の下りで膝が痛くなる場合は、こちらの記事も参考になります。
久が原整体院では膝だけでなく身体全体の動きを確認します

膝をつくと痛い場合、膝のお皿周辺や膝前面の状態に目を向けることは大切です。
そのうえで、日常生活の動作では、股関節や足首、骨盤、身体の重心なども関係しています。
久が原整体院では、痛みのある場所だけを見るのではなく、姿勢や身体全体の動きにも目を向けることを大切にしています。
立つ、歩く、しゃがむといった動作を確認し、どのような場面で負担がかかりやすいのかを整理していきます。
身体の状態を確認しながら、一人ひとりに合わせた施術や日常生活での工夫を考えていきます。
膝の痛みを考えるときには、膝そのものの状態と、身体全体の動きの両方を確認する視点が大切です。
まとめ|膝をつくと痛い場合は圧迫や動作を見直しましょう
膝をつくと痛い場合、膝のお皿の周辺や前側の組織への圧迫、膝を深く曲げる動作などが関係している可能性があります。
床掃除やお風呂掃除など、膝をつく作業が多い方は、日常の動作を見直してみましょう。
- 硬い床に直接膝をつけない
- 膝をつく作業の時間を短くする
- 膝をつかずに作業できる方法を考える
- 膝を深く曲げすぎない
- 痛みが出る動作を無理に繰り返さない
- 膝の状態と身体全体の動きにも目を向ける
膝をつくと痛い症状は、痛みが出る場所や動作を確認し、膝への圧迫や日常の作業方法を見直すことが大切です。
膝の痛みが続いている方は、無理をせず、ご自身の身体の状態を確認してみましょう。
大田区・久が原周辺で膝の痛みにお悩みの方へ
久が原整体院では、膝の痛みについてお話を伺い、姿勢や身体全体の動きにも目を向けながら対応を検討しています。
床掃除や膝立ちなど、日常生活の動作で膝が痛くなる方も、現在の状態や困っている動作についてご相談いただけます。
腰痛についても身体全体の動きを確認しています。腰の症状が気になる方は、こちらの専門ページもご覧ください。






