正座をしようとして膝の痛みを感じている男性のイメージ。正座すると膝が痛くなる原因、膝が曲がりにくくなる理由、痛む場所の確認ポイント、日常生活でできる工夫を解説する大田区・久が原整体院の記事トップ画像。正座をしようとすると、膝が痛くて最後まで曲げられない。

以前は普通に正座できていたのに、最近は膝がつらくて長く座っていられない。

床に座るとき、膝の内側やお皿の周辺が痛くなる。

このようなお悩みはありませんか?

正座は、日本の生活習慣の中で昔から行われてきた座り方です。法事や冠婚葬祭、和室での食事、床での作業など、今でも正座をする場面はあります。

しかし、膝に違和感や痛みがあると、こうした日常の動作が負担になってしまいます。

正座をすると膝が痛くなる理由は一つではありません。膝関節の変化や半月板、関節の腫れ、膝周辺の組織など、さまざまな要因が考えられます。

正座ができないからといって、無理に膝を深く曲げる必要はありません。まずは、どの動作で、膝のどこに痛みが出るのかを確認することが大切です。

この記事では、正座をすると膝が痛くなる原因や、膝が曲がりにくくなる理由、日常生活でできる工夫について、大田区・久が原整体院が解説します。

正座すると膝が痛いのはなぜ?

正座をするときには、膝を大きく曲げ、太ももとふくらはぎを近づけるような姿勢をとります。

普段の歩行や椅子からの立ち上がりと比べても、膝を深く曲げる必要がある動作です。

そのため、膝関節や周囲の組織に動かしにくさや痛みがある場合、正座をしたときに症状が出ることがあります。

また、正座では膝を曲げるだけでなく、体重による圧迫も加わります。

膝関節の軟骨や半月板、膝のお皿の周辺、関節を包む組織など、複数の部分が関係しています。

つまり、正座のときだけ膝が痛い場合でも、原因を一つに決めつけることはできません。

普段は歩けるのに正座だけできない場合も、膝の曲げる範囲や関節内部の状態を確認することが大切です。

正座すると膝が痛くなる5つの主な原因

1.変形性膝関節症による関節の変化

正座が難しくなる原因の一つに、変形性膝関節症があります。

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨や周囲の組織に変化が生じ、痛みや腫れ、動かしにくさなどが現れる疾患です。

初期には、立ち上がりや歩き始めなど、動作を開始するときに痛みが出ることがあります。

進行すると、正座や階段の上り下りが難しくなる場合もあります。

日本整形外科学会によると、変形性膝関節症では、膝の痛みや関節に水がたまる症状が代表的です。年齢による軟骨の変化だけでなく、肥満や過去のけがなども関係します。

特に、次のような症状がある場合は、膝関節の状態を確認したいところです。

  • 正座をすると膝が痛い
  • 椅子から立ち上がるときに膝が痛む
  • 歩き始めに膝がこわばる
  • 階段の上り下りがつらい
  • 膝が伸びきらない、曲げにくい

正座ができなくなったからといって、必ず変形性膝関節症とは限りませんが、繰り返し痛みが出る場合は関節の状態を確認することが大切です。


日本整形外科学会「変形性膝関節症」

2.半月板に問題がある

膝関節の内部には、太ももの骨とすねの骨の間に半月板という組織があります。

半月板は、関節にかかる衝撃を分散し、膝の安定性を保つ働きに関係しています。

スポーツ中の急な方向転換や、膝をひねる動作、加齢に伴う変化などで半月板が傷つくことがあります。

半月板に問題がある場合、膝を深く曲げたときに痛みが出たり、膝が引っかかったりすることがあります。

次のような症状がある場合は注意しましょう。

  • 正座をすると膝の内側や外側が痛む
  • 深くしゃがむと膝がつまる感じがする
  • 膝を曲げ伸ばしすると引っかかる
  • 膝が途中で伸びにくくなる
  • 膝をひねったあとから痛みが始まった

ただし、痛む場所や正座ができないという症状だけで、半月板損傷と判断することはできません。


日本整形外科学会「半月板損傷」

3.膝に水がたまっている

膝関節の内部には、関節の動きを滑らかにする関節液があります。

関節内に炎症などが起こると、関節液が通常より増え、膝が腫れることがあります。

日常会話では、この状態を「膝に水がたまる」と表現します。

膝が腫れると、曲げたときに張りや圧迫感が出たり、正座をする姿勢がつらくなったりする場合があります。

膝のお皿の周辺が膨らんでいる、膝を深く曲げると突っ張る、左右の膝の大きさが違うと感じる場合は、腫れの有無も確認してみましょう。


膝に水がたまる原因は?腫れ・熱感・痛みの注意点|大田区・久が原整体院

4.膝のお皿や前側の組織に負担がかかっている

膝のお皿は膝蓋骨と呼ばれ、膝を曲げ伸ばしするときに太ももの骨に沿って動きます。

正座では膝を深く曲げるため、お皿の周辺や前側にある組織にも負担がかかる場合があります。

そのため、膝のお皿の周囲や前側に痛みが出ることがあります。

特に、正座だけでなく、しゃがむ、階段を下りる、椅子から立ち上がるといった動作でも痛みがある場合は、膝の前側の状態を確認したいところです。

なお、膝の前側に痛みがあるからといって、必ず膝蓋骨に問題があるとは限りません。

5.過去のけがや関節周辺の状態が関係している

以前に膝をひねったり、転倒したり、スポーツでけがをしたことはありませんか?

過去のけがによって、関節や周囲の組織に変化が残っている場合があります。

また、膝の曲げ伸ばしの範囲が以前より狭くなっていると、正座のような深い曲げ方が難しくなることがあります。

このような場合は、単に筋肉が硬いと考えるのではなく、関節の状態や動かせる範囲を確認することが大切です。

過去のけがや現在の関節の状態によっても、膝を曲げられる範囲は変わります。痛みを我慢して無理に正座を続けないようにしましょう。

膝のどこが痛む?正座したときの痛む場所を確認

正座で膝が痛い場合は、どこに痛みが出るのかも確認しておきましょう。

膝のお皿の前側が痛い

膝のお皿の周辺や前側に痛みが出る場合は、膝蓋骨周辺や腱、滑液包などの状態が関係する可能性があります。

床に膝をつく動作でも痛むのか、膝を深く曲げたときだけ痛むのかを確認してみましょう。

膝の内側が痛い

膝の内側には、関節や半月板、靱帯、腱など複数の組織があります。

正座だけでなく、歩き始めや階段でも痛む場合は、どの動作で症状が出るかを確認することが重要です。


大田区で膝の内側が痛い方へ|考えられる原因と受診の目安

膝の外側が痛い

膝の外側には、関節や靱帯、筋肉・腱などがあります。

正座したときの痛みだけでなく、歩行や方向転換でも痛みが出るかを確認しましょう。


大田区で膝の外側が痛い方へ|歩くと痛む原因と日常の工夫

膝の裏側がつっぱる・痛い

膝の裏側には、筋肉や腱、関節につながる組織があります。

深く曲げたときに裏側が張る、膝が最後まで曲がらないと感じる場合は、膝裏の腫れや関節の状態なども確認したいところです。


膝の裏が痛い原因は?曲げ伸ばしの痛みと注意点|久が原整体院

痛む場所だけで原因を決めることはできませんが、膝のどこが痛むかを整理することは、状態を把握するための大切な手掛かりになります。




正座がつらいときに確認したい6つのポイント

膝の状態を把握するため、次の項目を確認してみましょう。

  • 膝を曲げ始めたときから痛いのか、深く曲げたときだけ痛いのか
  • 膝のお皿・内側・外側・裏側のどこが痛むのか
  • 正座をしなければ痛みはないのか
  • しゃがむときや階段でも痛みが出るのか
  • 膝が腫れていたり、熱を持っていたりしないか
  • 以前のけがや、膝をひねった経験があるか

特に、正座だけが難しいのか、日常的な歩行や立ち上がりにも支障があるのかは重要です。

膝を曲げられる範囲が少しずつ狭くなっている場合や、腫れを繰り返す場合は、関節の状態を確認することが必要です。

正座すると膝が痛いときの日常生活の工夫

1.痛みを我慢して深く曲げない

正座ができなくなると、「少しずつ練習すればできるようになるのでは」と考える方もいるでしょう。

しかし、痛みが出る角度まで無理に膝を曲げる必要はありません。

痛みを我慢して繰り返し正座をすると、膝への負担が増える場合があります。

まずは正座を無理に行わず、痛みが出にくい座り方を選ぶことが大切です。

2.椅子や座椅子を利用する

法事や食事などで床に座る必要がある場合は、椅子や高さのある座椅子を使う方法があります。

膝を深く曲げずに座れるため、正座よりも膝への負担を調整しやすくなります。

長時間同じ姿勢を続けないように、適度に姿勢を変えることも意識しましょう。

3.床から立ち上がるときは手を使う

床に座った状態から立ち上がるときは、膝を大きく曲げた姿勢から身体を持ち上げる必要があります。

膝に痛みがある場合は、近くに安定した椅子や台があれば手を添え、ゆっくり立ち上がるようにしましょう。

不安定な家具につかまると転倒する危険があるため、支えにするものの安定性も確認してください。

4.長時間、膝を深く曲げた姿勢を続けない

正座だけでなく、しゃがんだ状態や膝を深く曲げた姿勢を続けることも、膝に負担を感じる原因になる場合があります。

床掃除や低い位置での作業などは、椅子を利用する、長い柄の道具を使うなど、膝を深く曲げずにできる方法を考えてみましょう。

5.痛みのない範囲で身体を動かす

膝が痛いからといって、必要以上に動かさない状態が長く続くと、関節を動かす範囲や筋力が低下することがあります。

膝の状態に応じて、無理のない範囲で歩く、椅子に座ったまま脚を軽く動かすなど、痛みを強めない動作を取り入れる方法があります。

ただし、膝が腫れている、熱を持っている、急に痛みが強くなった場合は、自己判断で運動を始めず、まず状態を確認しましょう。

日本整形外科学会でも、変形性膝関節症への対応として、大腿四頭筋の筋力訓練や関節可動域改善訓練などの運動器リハビリテーションを挙げています。

運動の内容や強さは、膝の状態に合わせて考えることが大切です。

こんな症状がある場合は整形外科で確認しましょう

正座をすると膝が痛い場合でも、原因は一つではありません。

特に、次のような症状がある場合は、整形外科で膝の状態を確認することをおすすめします。

  • 膝が急に腫れてきた
  • 膝が赤くなり、熱を持っている
  • 膝を曲げ伸ばしできなくなった
  • けがや転倒のあとから強い痛みが出ている
  • 体重をかけると強く痛み、歩けない
  • 膝が引っかかって動かなくなる
  • 発熱や全身の体調不良を伴っている

特に、急な腫れや熱感、発熱を伴う場合は、関節の感染なども考えられるため、早急な医療評価が必要です。

また、正座だけでなく歩行や階段でも痛みが続く場合や、徐々に膝が曲がらなくなってきた場合も、原因を確認しておきましょう。


NHS「Knee pain(膝の痛み)」

久が原整体院では膝だけでなく身体全体の動きを確認します

正座をすると膝が痛い場合、膝関節そのものの状態を確認することはもちろん大切です。

そのうえで、立つ・歩く・しゃがむといった日常動作では、股関節や骨盤、足首なども関係しています。

久が原整体院では、痛みのある場所だけに注目するのではなく、姿勢や骨盤、股関節、身体の重心、全身の動きにも目を向けることを大切にしています。

どのような動作で痛みが出るのか、膝がどこまで動かしやすいのか、普段の生活でどのような負担がかかっているのかを確認します。

そして、一人ひとりの状態に合わせて施術や日常生活での工夫を考えていきます。

ただし、変形性膝関節症や半月板損傷などの診断を整体院で行うことはできません。膝の腫れや強い痛み、曲げ伸ばしができないなどの症状がある場合は、整形外科での評価を優先してください。

正座ができるかどうかだけでなく、歩く・立つ・しゃがむといった普段の動作も確認し、身体全体の状態を考えることを大切にしています。

久が原整体院で施術者が女性患者の姿勢や身体の状態を確認している様子。正座すると膝が痛い、膝が曲がりにくい方に対して、膝だけでなく股関節・骨盤・足首のバランスや日常動作も確認し、一人ひとりに合わせた施術と生活上のアドバイスを提案する院内写真。

まとめ|正座すると膝が痛い場合は無理に深く曲げないことが大切

正座をすると膝が痛くなる場合、変形性膝関節症や半月板の問題、関節の腫れ、膝のお皿周辺の組織など、さまざまな要因が考えられます。

また、正座ができないからといって、必ずしも一つの病気が原因とは限りません。

  • 正座では膝を深く曲げる必要がある
  • 膝の関節や周囲の組織に負担がかかる場合がある
  • 膝の内側・外側・前側・裏側など痛む場所を確認する
  • 痛みを我慢して無理に正座をしない
  • 椅子や座椅子などで座り方を工夫する
  • 腫れや強い痛みがある場合は医療機関で確認する

正座ができないことを無理に解決しようとするのではなく、なぜ膝が痛むのかを確認し、今の状態に合った動作を選ぶことが大切です。

膝の痛みが続いている方は、日常生活でどのような動作がつらいのかを整理してみましょう。

大田区・久が原周辺で膝の痛みにお悩みの方へ

久が原整体院では、膝の痛みや動かしにくさについてお話を伺い、姿勢や骨盤、股関節、足首なども含めて身体全体の動きを確認しています。

正座をすると膝が痛い、深く曲げるとつらい、床から立ち上がるときに膝が気になるなど、日常生活でお困りのことがあればご相談ください。

膝の腫れが気になる方はこちらもご覧ください。

膝に水がたまる原因は?腫れ・熱感・痛みの注意点

階段の上り下りで膝が痛い方はこちらも参考になります。

大田区で階段を下りると膝が痛い方へ|原因と日常の工夫

膝の内側・外側の痛みについてはこちらをご覧ください。

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参考文献・参考情報

  • 日本整形外科学会
    変形性膝関節症

    正座や階段の昇降が難しくなる症状、関節の変化、日常生活での注意点について。
  • 日本整形外科学会
    半月板損傷

    半月板の役割や、損傷した場合にみられる症状について。
  • National Health Service(NHS)
    Knee pain

    膝の痛みや腫れ、動かせない場合など、医療機関への相談を考えたい症状について。
  • 大垣中央病院
    正座すると膝が痛い・曲がらない原因とは?

    膝の深い屈曲と日常生活での注意点について。

※この記事は一般的な情報提供を目的としています。症状だけで病名を診断することはできません。急な腫れ、強い痛み、膝が動かせないなどの症状がある場合は、整形外科での評価を優先してください。