交通事故後のむち打ち症などの首の痛み、他の記事でも書かせていただいておりますが首の関節を元に戻してもなかなか治らない首の痛みがあります。今のところ来院される患者さんで【むち打ちが治らずに、示談した患者さん】は現在一人もいませんが、結構、首の痛み等の交通事故むち打ち症が治らずに困ったこともあります。むち打ちの首の痛みが、よくぶりかえした患者さんの共通点としては、
・他院から転院してきた
・時間がたってから
急に首が動かなくなってきた、この二つです。
他院から転院してきた交通事故に関しては他院の施術がどうだったのか、というよりは患者さんから話を聞いてみると結構事故の状況がひどかった・・・痛かったけど仕事を無理にでもしなければならなかった。という感じです。上記2つのむち打ちの場合両方とも時間がたっている・・時間が期間がたっている場合に首の痛みなどが治りにくくなる理由は関節がどうこうも重要なのですが関節を支える靭帯などが捻挫した、緊張したまま治ってしまった場合です。つまり、交通事故の追突などで関節を支える靭帯などが伸びきって、治ってしまった・・そうなると、長期的に姿勢を維持する家事(台所作業など)や
PC作業を行った後に特に首の痛みが出てしまう
腰痛も一緒です。
その場合、やはり繰り返し腰や肩の関節をこまめに調整して靭帯が引き伸ばされ無いように治療していかなければなりません。当院では治療のみならず、その伸びきった靭帯を元の状態に戻りやすくするアドバイスや自然に首や腰の関節が良い状態に調整されるような治療テープを張りむち打ちなどには対応しています。因みに、交通事故による首の痛みでなかなか治らないものの共通する痛みの場所があります
骨格模型の写真をみてもらうとお分かりになられると思いますが
首の関節で最も靭帯や筋肉の数が多く細かい場所は・・
この【青で囲んだ】場所です。上写真の【項靭帯(こうじんたい)】これが非常に強く、頭が前に倒れないように支える靭帯なのですが交通事故の追突を受けると頭の位置がズレてしまいこの項靭帯が常に引き伸ばされてしまいます。そして、時間がたってしまう・・すると、頭を保持する靭帯が緩いわけですから首と頭の位置関係が崩れやすく痛みが長引いてしまうのです。ここで上げたのは、こういう感じで首の痛みがなかなか治らないこともあります、という感じで、これだけではありません。
事故があまりにもひどかったり元々首や腰が弱かったり・・・と、様々な患者さんの体の基礎的要因によっても、交通事故のむち打ち症は治りが悪くなります。
当院では上記のなかなか治らないむち打ちの首の痛みを引き起こさないように注意して、治療に当たらせていただいております。
治らない交通事故の首の痛み、これも原因?~まとめ
交通事故による衝突や追突で治療してもなかなか治らないと訴える患者さんは多く折られると思います。当院では、今までに首や腰の痛みが治らず【症状固定(なおらず治療終了)】【当院から転院(うちの院から他の院へ)】といった交通事故の治療事例は一度もありません。首の痛みなどがなかなか治らない理由としましては・交通事故にあってから、時間がたってしまったもの
①首が交通事故で衝撃を受けた
②頭の位置がズレてしまった
③頭を支える【項靭帯など】が捻挫した
④時間がたっているので、頭の位置が治らず
⑤靭帯などは引き伸ばされたまま治ってしまった
⑥【項靭帯】などの長さはなかなか元に戻らず
⑦頭はふらふら
で、治ってもまた、長時間の不良姿勢・・ゆがむ・・・痛くなるという繰り返しも一つの原因です
➡交通事故【むちうち】首の違和感と痛み
こうならないために、これら上記に留意しながら治療するだけでなく不安定になってしまった、
あなたの首にテープをきれいに張り悪い方向に行かないようにあなたができる日常生活のアドバイスをしっかり行っていきます。
➡治らない交通事故の首の痛み、これも原因?